哀しき三重県民のぼやき

「東日本」と呼ばないで・・・

データが証明

C新聞の記事からである。三重県内来訪者の出発地別割合を示したデータが掲載されている。鈴鹿大学教授の先生の分析も載っている。県の調査によると三重、愛知、大阪の3府県で全体の65%を占めているというのだ。順当なところだろう。細かく見ると三重県内を除けば愛知24.2%大阪12.1%岐阜4.5%滋賀4.5%奈良4.3%京都3.6%兵庫3.2% 東京2.0%静岡1.9% となっている。教授の分析では「三重県では、身近な人が繰り返し足を運ぶ場所として人気がある一方、遠方から訪れるには敷居が高い地域とも言える」となっている。その通りと思う。即ち近畿地方がメインなのである。ここで思い出されるのがコロナ禍で実施された観光支援の「ブロック割」である。その内容は、このブログで以前「残念な観光支援 ブロック割」で書いとおりであるが、このデータを見るまでもなく最悪の悪手であったと言わざるを得ない。今一度確認しておくと、大打撃を受けた観光産業を支援する政策であって、まずは「県民割」から始め、その後「ブロック」に分けて実施したものである。我が三重県は「北陸信越・中部ブロック」に入れられ「新潟、富山、石川、福井、長野、静岡、岐阜、愛知」と一緒のブロックだった。県来訪者の上位を占める近畿の各府県は入っていない。こんなブロックで観光支援とは全く視点がずれているにもほどがある。何より残念なのは三重県の観光業界や政治家が異を唱えなかったことである。政治家のキラーフレーズに「言うべきことは言う」というものがあるが、「言うべきこと」すら言わない三重県の現状はあまりに悲しい。実現が難しくとも、少なくとも「言う」ことは大事である。たとえ「言うだけ」であっても。そうしないとその実態を認めてしまうことになるからだ。しかし私のような名もない一般人が声を上げても全く届くことはない。ただ私と同じ感性の人は三重県には少なくないと思う。あるいはサイレントマジョリティーかもしれない。だから政治家はじめ影響力のある人は「言うべきことは言う」姿勢で臨んでほしい。再び「ブロック割」が検討されたとき「三重県は近畿ブロックで隣県特例として愛知・岐阜の両県を加えるべきだ」と・・・

三重県知事選と県議選の補選

三重県知事選が終わった。結果は大方の予想通りで、全く面白みもワクワク感もないシラケタ選挙だった。低投票率も頷ける。中には選挙には行ったが白紙で投票したというSNS投稿もあった。行かないよりは、まだましといったところであろうか・・・3候補者の政策などはC新聞で読んだが、いわゆる「刺さる」争点もなく通り一遍の話題ばかりであった。「相乗り」に加え(言っては失礼だが)有力な対抗馬や勢いある新興勢力も出ておらず、さらに県の抱える喫緊の課題はないと言わんばかりの平平凡凡たる戦いで凡戦ここに極まれりといった具合であった。これに比べ県議選の補選、桑名選挙区は大いに盛り上がっていたようだ。7月の参院選に出馬した参政党の候補者が出馬しており、これだけで相当ヒートアップした選挙となったようだ。神谷代表の言う「政治はロックだ!」とばかりの盛り上がりで結果も参政党候補者が僅差の接戦を制し当選を勝ち取った。素直にすごいと感服する。やはり国・地方問わず熱くなれる選挙はあるのである。参政党の飛躍はまさに目を見張るものがある。あまりの勢力拡大に参政党に対するネガティブな発信も多かった。私もいくつかの動画を視聴したが結構いいことを言っていたと思う。一つ挙げるとすると「グローバリズム」に対する反対がある。「グローバル」という言葉を起点に「グローバリズム」や「グローバリゼーション」といった言葉があるが、代表が反対しているのは前者であるようだ。即ち過度なグローバル化は経済的優位性や情報をコントロールできるものだけが勝つ社会をつくるが、こういった力の暴走に歯止めをかけるのが国家単位のコミュニティであって、それぞれの主権や権利、文化や慣習を守っていく必要があるというのである。まさに慧眼であると感服する。ここで、国家単位を県単位と置き換えたとき「三重県」のおかれている立ち位置が分かるだろう。経済もマスコミも名古屋一辺倒に支配される「生来近畿であって良き風土や文化を有する三重県アイデンティティ」は風前の灯だ。ただ、そんな神谷代表をもってしても県議補選の当選者に対し「東海初の県議」という表現を使っていたのが残念だ。素晴らしい見識を有する神谷代表の眼にさえ「三重は東海」とのみ、何の疑いもなく刷り込まれているのであろうか・・・これこそが「グローバリズム」が主権や文化を駆逐している典型例」であるのだが。。。そんな状況の中で唯一防波堤となって良き三重県の風土や文化を守る最後の砦が「県」という存在なのである。筆者は三重県政において最も大切な視点はここにあると思っている。だから4年後の知事選では自民、立憲、国民、維新、参政、れいわ、保守その他どこでも良い。こういった争点を掲げ熱い選挙をしてくれる候補者が現れるのを心の底から願ってやまない。

 

大阪関西万博その2

関西パビリオンの壁面に描かれたイラストにショックを受けたものの、気を取りなおして再び会場内を散策することとした。ちなみに関西パビリオンの近くに三重県の特産品を販売しているエリアがあった。多くの人が立ち寄っており、私も何品か購入し美味しくいただいた。「関西に三重あり」をPRできて良かったと思う。少し気分を良くして会場巡りをしていたのだが、スタンプラリーというものがあることに気が付いた。自身はスタンプラリーには全く興味がなくスルーしていたが、そういえばパビリオンごとにスタンプ台があって熱心に押している方々が結構いたと思う。その中に「関西周遊NFTスタンプラリー」なるものがあった。配布パンフレットを見ると対象地域の地図が載っていたのだが、ここで目の前が真っ暗になる思いをすることとなる。例の「三重県を除いた近畿地方」の地図が掲載されていたからだ!しかも「福井県」は、しっかり載っているのだ!!私は茫然として立ち止まった。絶望感とはこのことだ。このパンフは「関西商工会議所連合会」の作成のようで三重県内の商工会議所はそこに入っていないからだろう。でも関西パビリオンに出展している県としてスタンプラリーに参加していないのはおかしいと思う。たとえ「関西商工会議所連合会」のメンバーでなくても「オブザーバー」のような形で参加はできるのではないか?以前のブログで「家康(戦国)ゆかりの地」というスタンプラリーで静岡~愛知~岐阜を舞台にした企画があった時、三重県知事が三重県もこの企画に入れるよう要請したという記事を紹介したことがある。また国体2巡目が開催されないことに対し知事が「耐え難い」という発言をしていたことも紹介したと思う。だが、今回のこれこそまさに「県民として耐え難い」のではないか?知事は三重県を代表して声を上げなかったのだろうか?県選出の議員諸氏も同様である。そういった地域のプライドを守ることが政治家の大きな仕事ではないのだろうか?おりしも7日には三重県知事選挙がある。各候補者は様々な政策を訴えているが、こういった地域の文化を守るためにできることを訴えている候補者は皆無に思える。今までもそうだった。「三重は東西のちょうど真ん中」などというマジックワードでことを済ませながら日々、東寄りに上書きされてゆく現状を憂うことはないのだろうか?これはまるで「言うべきことは言う」という常套句だけを言っておきながら、どんどん他国に多方面で浸食されるこの国の現状に目をむけない政治家と同じではないか。三重県を取り巻く現状と日本を取り巻く現状とはパラレルに考えるべきだ。その意味で今の三重県の姿は明日の日本の姿なのかもしれない。守るべきものを守らず実効支配を追認することになるからだ・・・。

大阪関西万博その1

大阪関西万博に行ってきた。猛暑かつ多くの人出で賑わい文字通り熱い万博だった。並べば入れる海外のパビリオンに比べ国内のそれは、ほとんど予約が取れなければ入れないものが多く、これには全く閉口した。まずは海外パビリオンから。55年前のリベンジと燃えたアメリカ館であったが2時間待ちとのことで何とか並べない時間でもなかったがパスした。子供の頃あれほど見たかった「月の石」ではあるが、今回は他にも魅力的なパビリオンもあってタイパの観点から断念した。おかげで主要国のパビリオンもいくつか見学できたし並べずに入れるパビリオンも結構見学できた。意外と良かったのはコモンズであった。ここはアフリカや南米そして島嶼の国々がブースを出しており一度に沢山の国が見学できた。日頃ほとんど学ぶ機会のない国々、中には名前さえ聞いたことがないような国々もあって新鮮であった。修学旅行らしい中学生の子らも結構いたが、この機会に見聞を広めることは生きた勉強となろう。こういった国々に日本が行ってきている貢献を知ることはとても大切なことだと思う。一方、国内パビリオンは抽選が外れまくりひとつも当たらなかった。ただ、55年前のリベンジを期した三菱未来館は予約なしの列があって並ぶことができた。もちろん、子供の頃思い描いた夢の未来や想像と60歳代の現在では感性が違うが楽しめたと思う。そして今回の主目的である関西パビリオンは直前のキャンセルを含め何度もトライしたのだがついに当たらなかった。無念の一言だ・・・パビリオンには出展県をイメージさせるのイラストが並んでいたのだが、この並び順には大いに不満があった。関西パビリオンは大阪以外の府県で構成されている。大阪は別に単独出展しているからだ。つまり近畿6府県+徳島、鳥取、福井の9府県からなっている。イラストは入り口を挟み左右の壁に描かれており順次並んでいた。左側の壁から近畿の各県が並び右側の壁に入ってすぐが和歌山県だった。次は当然我が三重県かと思いきや、意外や意外いきなり鳥取県徳島県福井県と続き、最後が三重県という並びであった。「何ということだ!」私は大きなショックを受けた。関西パビリオンは関西広域連合の出展であるから中国地方山陰の鳥取と四国の徳島、中部の福井が入るのも当然であるが三重県が最後とはどういうことか!確かに三重県は未だ関西広域連合に正式加盟出来ておらず正式加盟の鳥取、徳島に劣後するのは悔しいが仕方ない。だが同じく正式加盟していない中部地方の福井の後塵を拝するとは屈辱である。高校野球夏の甲子園でかつて存在した悪夢の東西分けがフラッシュバックする。ここまで来ても東海3県の呪縛から逃れられないのかと・・・でも折角の万博で愚痴を言っても仕方ない。関西地方の大トリが三重県だと思いなおすしかない、良い方に考えて気を取り直そうとしたのも束の間、次のショックが私を襲ったのだった・・・

走れ!関西本線「はなあかり」

 久しぶりに明るい記事に出会った。関西本線の話である。JR西日本三重県が今秋、関西方面から伊賀、亀山地域に向けて豪華観光列車「はなあかり」を走らせる実証運行を計画しているというのだ。関西地方からの観光呼び込みにつながるか検証するという。三重県自体が関西の一員であるのに関西から呼び込むというのはいかがなものかと釈然としないが、計画自体は大いに評価できる。三重県亀山市伊賀市、そしてJR西日本でつくる「関西本線活性化利用促進県会議」の会合では具体的な運行区間や運転日は9月頃に発表するとしているそうだ。伊賀市長は「関西から三重に来てもらいたい」と期待感を示したというが関西の一員である伊賀市の市長が「関西から三重」というのはいかがなものか?「伊賀は関西」という市民を代表する市長の言葉とも思えない。「07運動」の気概はどこへ行ってしまったのだろうか?まだ若い市長ではあるが、自身が長を務める市の歴史を知らないのであろうか?「大阪からさらに多くの人に来てもらいたい」というべきではないのか?私は伊賀市民ではないが痛切にそう思う。何はともあれ、JR西日本関西本線活性化に向けて動き出したのは良いことだ。起点はどこか?今から楽しみだ。

 

 

近畿地方のある場所について・・・

映画「近畿地方のある場所について」を見てきた。オカルト好きな筆者は、この類の映画を好んで見るのだが今回の目的はそこではない。「近畿地方」に三重県が含まれているか否かが気になって仕方がなかったのだ。既にネットで原作を読んだことはあって、内容自体も面白いと感じていたのだが「その近畿地方とはどこか?」というのは多くの読者の興味の的であったと思う。検索するといくつかの候補地が上がっていて、こういった「考察」自体がひとつの楽しみとなっている。有難いことに三重県の地名も候補の中に入っていた。そして映画化が発表されたとき映画ではどんな描き方がされるのか楽しみで仕方がなかったのだ。映画に出てきた近畿地方の地図には三重県もしっかり含まれていて安堵した。もしも、よくある「三重県をカットした近畿地方」の地図が出ていたら即、席を立つつもりであったから最後までゆっくりと見ることができて良かった。さて、話は変わるが、40年近く前に「サラダ記念日」という本が流行ったことがあった。年配の方々は覚えていらっしゃるかもしれない。作者は「俵万智」さんであった。いわゆる「歌人」であるが当時は高校の国語の先生をしていた方である。「短歌」と言えば難しく感じるのだが、20代の若い女性が口語調で読む何気ない表現が大いに受けたのだ。私も読んだのだが、他愛のない短歌でありながら素直で感性豊かな表現には関心させられたものである。大ベストセラーになったのだが「こんな短歌なら自分でも書ける」と思った人は多かったと思う。そしてそこがまた受けたのだあろう。「書けそうで書けないものを書く」ところが作者の凄さなのだと思う。俵万智さんに敬意を表して大ヒットした「サラダ記念日」から私が好きだった歌を紹介する。「万智ちゃんを 先生と呼ぶ子らがいて 神奈川県立橋本高校」そして今「書けそうで書けなかった」歌を披露したいと思う。「三重県を 東海と呼ぶ人がいて 近畿地方のある場所はどこ」

番外編② 幸齢党その他

参議院通常選挙が終わり10日以上が過ぎた。先回のブログで話題にした69歳の三人衆「北村晴男」「ラサール石井」「世良公則」各候補の結果についてはご承知の通り、北村氏とラサール氏は当選、世良氏は残念ながら落選となった。「年齢」という属性にのみに注目すると、この3氏と同級生の保守党党首「百田尚樹」氏も当選を果たした。そんな参議院通常選挙において「ひっそり」と話題を集めかけたのが「幸齢党」であった。「医師」そして「受験評論家」として有名な「和田秀樹」氏の立ち上げた党である。和田氏は天下の「東大理三」出身の著名人であるが、政党を立ち上げるとは驚きだった。しかも和田氏は立候補せず候補者を擁立するという話であった。残念ながら「比例区」では候補者をそろえることができず「東京選挙区」のみに絞って戦ったようだが当選者を出すことはできなかった。メンバーは「医歯薬」系の方々が多かったようであるが、今後の活動はどうしてゆくのだろう?「高齢者」になりつつある筆者にとっては興味津々の政策もあって今後の展開をウオッチしていきたいと思う。さて、そんな選挙も終わり「政局」が始まりそうな空気である。少数与党の自公が連立相手を模索しているという記事も出ておりその候補として「維新」の名があった。「維新」の1丁目1番地は「大阪都構想」である。そして「副首都」を実現するため連立入りも検討すべきという空気もあるようだ。連立の是非はともかく「副首都」構想は個人的に大いに支持する。そして「大阪副首都」を中心に「西日本州」を目指してほしいと願う。境界は「富山」「岐阜」「愛知」以西の西日本、「新潟」「長野」「静岡」以東の東日本が妥当だ。面積、人口、政令都市数など最も均衡ある国土の発展につながるだろう。「道州制」の区割り案は従来「9道州」「11道州」など示されてきたが、筆者はどれもダメだと思っている。これらの区割り案は格差が大きいと思うからである。それは分割民営化後の「JR各社」を見ても明白である。よって「NTT」型の統治機構を目指すべきと確信している。だから「維新」「自民」「保守」「参政」「立民」「国民」どこでも良い。これを目指し実現してくれる勢力が結集することを切に願う。それこそ「幸齢党」のような新興勢力にも期待したいと思っている。