哀しき三重県民のぼやき

「東日本」と呼ばないで・・・

○○新聞

恐怖新聞」という漫画をご存じだろうか?昔「少年チャンピオン」に連載されていた「つのだじろう」先生の漫画である。「恐怖新聞」が届けられると、それを1日読むごとに100日ずつ寿命が縮まるという文字通り恐怖の新聞である。私も毎回楽しみにして夢中で読んでいた。いわゆる「ホラーもの」である。少し前にテレビでも「恐怖新聞」のドラマが放映されたようだから原作漫画を知らない方にも結構認知されているのではないかと思う。今日は「新聞」の持つ力についてぼやいてみる。「4大紙」という言葉を聞いたことはあると思う。日本を代表する新聞で「朝日新聞」「読売新聞」「産経新聞」「毎日新聞」の4社である。多くの家庭ではこのいずれかを購読しているのではないだろうか?これに対して「地方紙」というものもある。都道府県や一部地域を対象エリアとしているものである。そんな「地方紙」でありながら独自の地位を築いている新聞がある。名古屋を中心に東海地方で圧倒的なシェアを誇る「C新聞」である。名古屋周辺の方々はこれこそが「全国紙」と思っているといえるほど圧倒的なシェア1位である。その販売エリアは愛知、岐阜、三重に加え、福井、静岡、長野そして滋賀県までに及んでいる。HPを確認するとこの7県で約180万部が発行されているようだ。特に名古屋周辺ではイデオロギーなど関係なく愛読されているようだ。私の家も現在に至るまでずっと「C新聞」を購読してきている。「C新聞」では、発行アエリアであるから当然といえば当然であるが、滋賀県」も中部という扱いをしていることが少なくない。以前、滋賀県で女性の嘉田由紀子知事が誕生した時「中部初の女性知事」といった記事が掲載されたことがあったと思う。(私の記憶違いならご容赦願いますm(__)m)嘉田知事が自身を「中部初」と思ったか否かは知るべくもないが。。。滋賀県の東側(湖東地域)が販売エリアのようなので京都に近い大津などのエリアは全く関知しないのであろうが。「地方紙」はその「地方」に配布するのであるから配布エリアをその「地方」と扱うことは当然であろう。配っておきながらその地域を仲間扱いしないことは「何をか言わんや」である。そして、公的使命を持つ新聞とて事業経営であるから販売エリアを拡大していくのは至極当然である。新聞の購読率低下が止まらない昨今ではなおさらだ。(ひどい態度の拡張員は論外だが)もしも「C新聞」が滋賀を超え「京都」や「奈良」に届けられたとき「京都」や「奈良」も「中部地方」になるのだろうか?琵琶湖や伊勢神宮平安京平城京から富士山まで全てが「中部地方」になる日が来るのだろうか?軍事力でなく、このように領土を拡大していく方法があるとは「プーチン」や「習近平」も驚くに違いない。あるいは名古屋まで視察に来るかもしれない。この新聞を読んで寿命が縮むことはないが、アイデンティティの喪失という意味では十分「恐怖」なのかもしれない。。。